カエル雑貨 [ 金属考 vol.2 ]*鉄とブロンズと銅の違い。
2016/10/12
カエル雑貨 [ 金属考 vol.2 ]*鉄とブロンズと銅の違い。
アートな蛙置物をご紹介していますが、
素材は鉄。アイアンです。
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いわゆる彫像というような芸術作品はブロンズが多く、
アイアンはあまり使われていないように思うので、
どこが違うのかちょっと調べてみました。
すると、
ブロンズというものが金属の中で不確かな存在であるような感じがしてきました。
ブロンズとは青銅。
主に銅と錫の合金で亜鉛なども含め、その割合は様々なのだそうです。
性質や硬さや色合いも割合で随分違ってくるようですが、
特に青いというわけではなく、概ね古い十円玉のような色目だと思っていいようです。
ブロンズ像の事は「銅像」と言います。銅メダルのことは「ブロンズ」と言います。
銅は英語でcopper。
ちょっとこんがらがってきませんか?
言葉の上でブロンズと銅はとても曖昧にくくられていて門外漢にはよくわかりません。
しかし、
鉄との違いは歴然としていて
ブロンズは加工しやすく、何より酸化して緑青が出るとそれ以上錆びないという特徴があるので
風雨にも強く屋外の造形に適しているということ。
紀元前3000年頃のメソポタミやで既に使われていたことが確認されているようです。
日本でも大仏さまや様々な仏像がブロンズ像ということですので
その歴史はかなりのものです。
鉄は反対に細かなディティール表現が難しく、
酸化して劣化するので屋外の彫像には向かない材質と言えます。
なので実際のところ古くからの芸術作品には鉄はあまり使われていないようです。
硬くて強いイメージの鉄。
「鉄の女」とか「鉄壁の守り」とか決して崩れない永久不滅のような「鉄」が
実は酸化して跡形もなくなることがあるのだと考えると鉄も愛おしくなってみたり、
普遍的なもの、物事の真理、宇宙の摂理とはなんだろうと思ったり。。。
カエル雑貨の素材について考えてみようと試みましたが、
思えば鉄筋や鉄骨や鉄板や、あっちもこっちも鉄だらけ。
鉄とは?金属とは?合金とは?
そんなに簡単に混ざって合わさって別物になるってどういうことだ?と
結局、低レベルな疑問が湧いてくるばかりです。
。。。ということで、続きは折を見てぼちぼちと。
またよかったらお付き合いください。