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カエル手ぬぐいの小ネタ*歌川国芳「金魚づくし」

2016/05/27

カエル手ぬぐいの小ネタ*歌川国芳「金魚づくし」

この季節は手拭いの季節である!とも思っています。

こんな私物があったのでちょっとご紹介。

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実は出処を忘れておりまして「The Japan Ukiyoe Museum」 とあるので多分
長野は松本にある日本浮世絵博物館のものかと。

歌川国芳「金魚づくし」のポストカードです。

(*印刷物についての個人撮影、個人意見として掲載します。)

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妖怪ちっくな蛙になりかけのおたまじゃくしが素敵。

気になる『村田』とは当時版画を検閲した村田平右衛門の改印だそう。

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妙に表情の堅い亀の親子(?)。金魚たちのヘラヘラ感と好対照ですね。

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「一勇斎国芳戯画」。落款は「いち勇さい」。カッコイイです。


この葉書は「金魚づくし」シリーズのタイトル『玉や玉や』で
シャボン玉遊びを模したものだと思いますが、


手拭いでは

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あめ(んぼう)に降られた金魚の世界の大騒ぎを描いている、とのこと。

確かに右上の方に雨のようなアメンボが降っています。

動物たちを様々に「見立て」「なぞらえ」擬人化した手法は独特で
風刺というか、ユーモアというか、何か達観したように世の中を笑い飛ばす感じは
面白いです。
「狂画の国芳」として名を馳せた、と手拭いの説明にもあります。

狂画とは「戯れ絵」とも言われ、戯画と同じような滑稽な絵ということですが、

滑稽さを描くことはとても技量がいると思います。
金魚や蛙の動作の捉え方やデフォルメの仕方 がハンパないですよね。

ちなみに「金魚づくし」は江戸っ子達に大人気のシリーズで日常や神話などを題材に
数多く描かれています。
同シリーズでは蛙も主要な登場動物で、なんとも可愛らしいです。
あと、水周りの動物以外で、猫や猿も出てきます。

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