kutaniyaki ohinasama
2017/03/03
kutaniyaki ohinasama
[ caeru ] 特別企画 「カエルのお雛様」
春を呼ぶ明るい色調の九谷焼蛙の置物。
きれいな元気の出るようなみずみずしい春色のカエルは金沢の伝統工芸品九谷焼の置物です。
その色はあまりにも清々しく早春の陽光のようで生命感にあふれていて春の節句を祝う気持ちが自然と湧き上がってくるような感じです。お内裏様とお雛様という雛人形のカテゴリーに入るのかどうかはさておき、
この2点がお互いを引き立て合っているので「カエルのお雛様」とさせていただくことに致しました。
この金彩はまさに太陽の光のようです。
盛り上がったような彩色も芽吹きを感じさせます。
おみかんみたいな「丸タイプ」と卵みたいな「長丸タイプ」がございます。
また、単品でご案内しておりますのは「中丸」。ふくらカエルでございます。
人気の縁起物「フクロウ」もございます。
九谷焼
九谷焼といえば豊かな色彩と緻密で且つ大胆な図柄が特徴。磁器の硬質なイメージがその独特な色絵の華やかな個性を際立たせます。でもどこか洗練されすぎない土着の味わいがあるように思うのはなぜでしょう。空間を活かす有田焼の赤絵や雅な清水焼などとはまた違う主張があります。
賑やかに描き込まれた植物や人物の文様は艶やかで金彩もふんだんに使われていますが、何か派手さではなく、しっかりとした骨格を感じさせます。
また最近では細工ものや人形など、形そのものが面白い作品も注目されています。
今回ご紹介する蛙達もその特徴を存分に発揮。軽快な色彩で埋め尽くされているのに軽過ぎない、どこか品格のある、けれどどこかユーモラスな、とにかくいい蛙です。
この黄色と緑は九谷焼を代表する色のペアです。またこれはカエルらしい色調でもあります。
[ caeru ] から春一番とともにお勧めする季節の逸品。是非ご覧ください。
金沢の金沢らしい町、長町武家屋敷で「金沢九谷ミュージアム」を主宰する鏑木商舗。
九谷焼きを代表する伝統と格式ある老舗です。