vintage iron frogs
2017/08/01
vintage iron frogs
ヴィンテージアイアンフロッグ
ダウンタウンの遅い午後、初老の紳士がいつものカフェで新聞を読んでいる。
株価や世界情勢に目を通す。まるで俯瞰で地上を見渡し悠然と旋回する鷹のような眼差しだ。決して成功者ではない。淡々と人生を見下ろしている。
路面の席では足元に街路樹の落ち葉や誰かが捨てたイベントのフライヤーが風に吹かれて飛んでくる。かつて大御所と目されたサックス奏者の小さなライブの告知。旋律がどこか記憶の奥の方で響いた気がして新聞からも目を離し通りの向こうを見やると
雲が重なった狭い空と煤けた煉瓦造りのアパート、何人かの子供達がドラム缶や階段をスティックで叩いて遊んでいる。
ふと時間も場所も少しねじれた。一瞬自分がその13歳のボーダーTシャツを着た少年になる。あの頃は。。。。。
と、また風が吹く。
空き缶の転がる音。あふれそうになった記憶もカンコロカンコロと転がっていった。
紳士はカップに手を伸ばす。コーヒーはもちろん冷めている。意外にも砂糖をたっぷり入れた甘い代物だ。
いつも通り飲み干し、新聞のページをめくる。。。。。
っていうようなイメージでしょうか??? 商品ページで見てみてくださいね。
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仲間が増えました。
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