カエルがま口バッグの真田紐について。
2016/10/18
カエルがま口バッグの真田紐について。
[ caeru ] では「がま口バッグ 」を色々とご紹介させていただいていますが
その中に真田紐を持ち手に使っているものもあります。
さて、この真田紐。どういった紐でしょうか。
昔からあまり意識せず「真田紐」という言葉を使っていました。
最近になって大河ドラマに出てきたので「あ〜、この真田!?」と意味が浮き上がってきた感じです。
ただ「この真田!」というには諸説あり断言できないようで
蟄居中の真田親子が発明したという逸話には様々な政治的な側面もあり、多分に美化されたものでもあるようです。
起原はチベット、山岳民族が織った細幅織物が仏教伝来とともに日本の南の方から順に北上し本州でも定着したということ。
チベット用語の「サナール」が訛ったとか、平安時代に「さのはた」が転化したとかいう説もあります。
(web調べ)
いずれにせよとても丈夫で実用的な美しさを兼ね備えていることに違いはなく、
子供時代、器の入った桐箱の紐が何やら神聖なような印象を持っていて、
個人的感想ですが、身近だけれど少しベクトルの違う「良い物」という概念があるのは確かです。
実際、萬屋さんの「持ち手付き福丸」バッグの真田紐は綺麗です。
真田紐の中でも袋織と呼ばれるもので、縁が袋状で始末が美しく厚みがあり
上品で高級感のある『加賀錦袋紐』です。
国宝級の作家さんも桐箱の紐に選ばれるということでも高品質は折り紙付き。
帯締めや鼻緒にもデザイン性、丈夫さからよく使われているようです。
独特のツヤとしなやかさがあり、素敵ですね。
ぜひご覧くださいませ。